2月の中旬から下旬にかけて南インドを旅してきました。チェンナイ(旧マドラス)のターラー・ブックスを訪ねるのが主な目的ではありましたが、ついでにケーララ州まで足をのばし、南インドを堪能してきました。
さて、『太陽と月』です。この本の制作の進行を確認するためにターラー・ブックスに行ったのですが、すべて順調に進んでいて、一安心。
この本の企画者、ギーターさんにもいろいろと話を聞くことができました。また、制作責任者のアルムガムさんにも印刷・製本工房を案内してもらい、お宅で夕食までごちそうになってしまいました。
工房では、シルクスクリーン印刷はほぼ終了し、製本にかかっていました。まだ表紙のついていない状態の日本語版『太陽と月』が積みあがっているのを目にして、嬉しくなりました。前回、4年前に、この工房を訪れたときは、日本語版『夜の木』の第2刷を印刷しているところでした。前回同様に、アルムガムさんは、庭のヤシの木がココナッツの実を取ってきて、そのジュースをふるまってくれました。
『太陽と月』は、10人の民俗画アーティストによる競演ともいうべき画期的な絵本です。
先行して製本した日本語版を1冊いただいてきました。
この一行がぐっときます。
「太陽は生命をもたらし、月は時をきざむ」
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