『夜の木』は重版のたびに表紙が変わります、と言うと、よく驚かれます。そんな本、他に見たことないですよ、と。そもそもインドの原書がそうなっているので、タムラ堂のオリジナルのアイデアではありません。
一冊ずつにシリアルナンバーが入っているので、同じ表紙で同じ番号のものが出ないように刷(版)によって表紙を変えているということだと思います。
さて、今準備中の第5刷ですが、表紙が決まりました。「客人たちが帰る」という図柄をあしらった表紙です。今回は、夕焼けのようなオレンジ色です。
精霊が住むというセンバルの木。夜の訪れとともに昼間の客人たちが引き上げていく…。まさに「夜の木」の世界の幕が開く瞬間。この象徴的な場面が第5刷の表紙を飾ります。日本語版だけの特別な表紙です。
現在、南インドの工房にて作業が進んでいます。
どうぞお楽しみに!(発売は2016年の4月予定です。)
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