ボローニャからパリに戻ってきて3日間ほどパリで過ごしました。
その間、本屋を訪ねたり、展覧会を観たり、知り合いに食事に呼んでもらったり、充実した時間を過ごすことができました。
展覧会は行き当たりばったりで、いくつか観ましたが、ポンピドゥーセンターでのアンリ・カルティエ・ブレッソンの大回顧展は、見ごたえがありました。これまでにも、ブレッソンの写真はかなり見ていましたが、これだけまとめて展示してあると、ブレッソンの全体像が見えて、大変興味深かったです。
特に、画家を目指していた若いころ描いた絵には、心を惹かれました。
そして晩年に再び絵筆をとることになるわけですが、ブレッソンにとって絵画は、
いつも心の奥にあって、彼の写真の仕事を支えていたのかもしれません。
瞬間を切り取った写真でありながら、人の心をとらえる見事な構図の秘密は
そんなところにあるかもしれないと思いました。
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