3月31日、満開の桜に迎えられてヨーロッパより帰国しました。
今回の旅は、まずは、成田からパリへと向かい、パリで数日滞在し、ボローニャへ。
ボローニャブックフェアをのぞいた後、パリに戻り、さらに数日滞在の後、帰国の途につきました。
その旅の様子を、少しずつ思い出しながら紹介いたします。
パリは東京よりもずっと暖かく、そのせいか、少し前まで、大気汚染が深刻な事態で、排気ガスを抑えるために車の規制などが行われていたそうです。
パリでは開催中の図書市(Salon du Livre)を視察しました。
会場はたくさんの人でごった返していました。
小学生や中学生などが先生に引率されて、
あちこちのブースで本に群がっていました。
授業の一環ということでしょうか。
ただ、この賑わいが、そのまま出版界の活況を表しているわけではないことは、
ひとひとつのブースを観察すればわかります。
いずこも同じということでしょうか。
そんな中でも、大胆な企画を展開しているActes Sud など、
元気のある出版社もいくつか目につきました。
マンガの出版も相変わらず盛んです。
児童書では、l'ecole des loisirs 社は、もはや安定した大出版社という風格が
感じられるほどです。
また、近年、ユニークな出版活動を続けているMeMoは、
やはり注目に値しますし。駒形克己さんの出版物を精力的に
紹介している les trois ourses の活動も
興味深いものがあります。
(ここは、『雪がふっている』のフランス語版を
出版している小さな出版社です。)
その駒形さんもパリに滞在中で、トークやサイン会などお忙しそうでした。
その後、我々と同じようにボローニャに向かうということでした。
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