「冬の種市」とtico moon

暖かい日曜日、二つのイベントに行きました。

 

まずは、吉祥寺の「冬の種市」。「種市」のことは、ずっと気になっていたのに、

なかなか行けず、今回初めてのぞいてみました。

細々と野菜などを育てている身としては、無農薬・有機栽培は

実践しているものの、畑はなんといっても土が大切という点に目を奪われて、

「種」のことまでなかなか気が回らないのが実情でした。

以前、絵本作家の西村繁男さんといまきみちさんご夫妻からいただいた

自然農の種のことを思い出しました。その種からは、大根などが

実にたくましく力強く育ちました。そうだった。

 

今回、キチムでの「種市」マーケットに行って驚きました。

入場制限をするくらいに混み合っていたのです。

キチム以外にも会場があり、マーケットだけでなく、トークイベントもあり、

大いに盛り上がっている様子でした。

在来種、固定種の野菜たちにスポットをあてるということで、

大変興味深いものがありました。

野菜や種を買い込み、タムラ農園のこれからについていろいろ思いを巡らせました。

 

時を同じくして、吉祥寺駅のアトレにオイシックス(OISIX)というお店が

オープンしました。オーガニックな生鮮食品を中心とするスーパーみたいなお店です。

主に宅配で展開してきたようですが、いよいよ実店舗でということなのでしょう。

 

時代は本格的にオーガニックへ向かっているのかなと思いつつも、

「種市」に集う人々と、オイシックスで買い物をする人たちは、

同じオーガニック指向でも、ちょっと雰囲気が違うような、そんな気がしました。

 

夕方からは、tico moon というユニットのライブへ。

アイリッシュハープとギターのやさしい音色に心を奪われました。

『雪がふっている』のイメージにもぴったり合うような響きなので、

ぜひとも『雪がふっている』という曲を作ってもらいたいと密かに思いました。