武蔵五日市は、東京の西の端っこにある古い町です。
今は、合併してあきる野市になりました。
五日市線の終点の武蔵五日市駅で下車すると、すぐ裏は秋川渓谷です。いったいここはどこ? というくらい深い山奥にいる感じです。空気が違います。
この五日市からさほど遠くない福生という町で生まれ育った僕は、小学生のころ秋川渓谷にはときどき遊びにきました。友だちと一緒に化石をとりにきたことも。秋川渓谷の近くに化石のとれる場所があり、そこで貝の化石なんかを見つけたりしました。山の中の渓流のほとりに立って小学生の僕は思いました。ああ、ここは大昔、海だったんだ。
さて、日曜日、この五日市に行ってきました。
目的は五日市駅から徒歩15分ほどのところにある真木テキスタイルスタジオ。
竹林の奥にある竹林shop での「HOUSE, 増満兼太郎展」です。
初対面の増満さんは、とても気さくな面白い方でした。
共通の知り合いが何人もいて、世の中は狭いなあと思いました。
最近、よくそう思います。
増満さんの作品は、サボやバッグなど主に革を使ったものが
多く展示されていました。
どれも手のぬくもりが感じられて、使い勝手もよさそうです。
糸を紡ぐところからすべて手織りにこだわる真木さんが
増満さんの作品を気に入るのもうなずけます。
手が感じられるという意味では「夜の木」にも通じるものがあるなあ
と思っていたら、増満さんも「夜の木」には感動したということでした。
嬉しい話です。
併設のカフェでインド料理のランチを食べました。
シェフのラケシュさんがテラスの窯で焼いてくれるチャパティ、
おいしかったです。
写真は、古民家を利用した真木さんの「竹の家」スタジオです。
なんと築2百年とのことです。
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