美しく晴れ渡った日曜日、「東京蚤の市」へ行ってきました。
場所は京王閣。今年が第2回ということです。
イベントに関しては、なんだかんだと言いながらも、足をはこび、面白がっています。
蚤の市ということで、つまりはアンティークや古道具、古本など、古いものが中心です。
まずは、一体どんなお店が出店し、どんなものを並べているのか、そしてやってくる人たちは何を求めてやってくるのかを知りたいと思いました。
また、主催社の手紙社は、いったい何をやろうとしているのかということにも興味がありました。
新しいものよりも古いものに惹かれる、ということはどういうことなのでしょう。古い物には、これまで使われてきた歴史が刻まれています。それを新しい使い方をすることによって新たな命を吹き込む。そのことに喜びを感じるのでしょうか。それが今、若い人たちの気持ちにぴったりくるのでしょうか。
そんな調査・観察が目的であったのですが、会場に一歩足を踏み入れたとたんに、
つい面白そうなお店をのぞいて物色し始めてしまいました。
まさに「大人の文化祭」のような手作り感あふれるていて、
やってきた人たちもそこに参加している気分になるような、
いい雰囲気のマーケットになっていました。
手紙社の企画力、運営力、すごいですね。
古本屋さんの片隅で、Mon Oncle という古いフランス映画の
ポスターを見つけて、つい買ってしまいました。
邦題は「ぼくの伯父さん」。監督はジャック・タチ。熱狂的なファンも多い映画です。
このポスターは、ピエール・エテックスの手になるものです。
実におしゃれで斬新なデザインです。
エテックスという人は、俳優で、映画も監督し、イラストレーターでもあるのです。
「ぼくの伯父さん」でもチョイ役で出演しています。
「何事も出会いです。」
迷ったうえで、そのように自分を納得させてお財布をとりだす、
ということが時々あります。後悔することはめったにありません。
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