こういうのをうれしい誤算というのでしょうか。
それとも、ちょっと困った状態と言うべきでしょうか。
ご好評をいただいております「夜の木」ですが、
タムラ堂での在庫が底をつきました。
倉庫(ガレージ)やオフィス(自宅)を探しまわっても
どこにもありません。
もっとゆっくり、のんびりと行商して行こうと思っていましたが
発売からほぼ2カ月でこんなことになるとは!
もっとも、書店の店頭にはまだまだ置いてあるはずです。
売り切れというわけでなないのです。
本屋さんによっては、ディスプレイに工夫をして
熱心に売ってくださるところも多くありますが、
一方で、ほとんど目立たない場所に「死蔵」しているところも
見受けられます。そういうところでぜひ見つけ出してください。
当方への直接のご注文はお断りしている状況なのに、なんだか
納得がいきません。取次を通して書店へ流通させるということは
そういうことなのだということは頭で理解していても、実際に
自分の身に降りかかってくると、いろいろと考えさせられます。
一方、最近、自分で気に入った本、売りたい本だけを仕入れ、
ユニークな販売活動を展開している本屋さんが
少しずつ増えてきているのは、とてもうれしいことです。
そういう本屋さんでこそ「夜の木」は存在感を発揮するのかも
しれません。
もちろん、大型書店もがんばってほしいです。なんといっても本屋さんは
文化の発信の核になっていく場所なのですから。
というわけで、これから返品が続々と…、ということになるかも
しれませんが、追加注文をくださっている書店が多いので、それほど
心配することもないのかも。
いずれにしましても、版元での品切れ状態を続けるのも申し訳ないので、
重版の手配をインドの出版社と交渉しています。
なにしろ、紙の作るところから始めるので、こちらの手元に届くのに
半年くらいはかかりそうです。それに、紙を作るには雨季を避ける必要があるので
いつでもいいというわけにはいかないようです。
そういうペース、いかにも「夜の木」らしいですね。
この件につきましては、改めてお知らせします。
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