福生、カニ坂、アメリカン

昨日25日、福生のカニ坂ロックフェスティバルに

久しぶりに行ってきました。

あまり暑いので、日が沈むころにスタートの

夜の部から聴きに行きました。

多摩川の川風に吹かれながら

お目当ての南正人さんのステージを堪能しました。

巻上公一さんのステージも面白かったけれど、

南正人さん、やっぱりいいですね。

『回帰線』のころから聴いていますが、

最近のことは全く知りませんでした。

亡くなった浅川マキさんのライブにゲスト出演していたのを

聴いたのはずいぶん昔のことです。

 

それにしてもカニ坂のロックフェスの手作り感はいいですねえ。

いつまでも続けてほしいです。

ここには、70年代初頭の独特の匂いがまだ残っています。

屈折しつつも自由を求める魂を隠し持つおじさん、おばさんたちに混じって、

小さい子どもたちが走り回ったり踊ったり、赤ちゃんを連れたお母さんが

躍ったりしている光景を見ていると、わけもなくうれしくなります。

 

そういえば、先日、アド街ック天国というTV番組で、

福生がとりあげられていましたね。

福生といえば、米軍基地の町というイメージが強い、

というか、ほとんどそれだけのような取り上げ方でした。

福生にとっての横田基地の存在は、アメリカンな雰囲気で面白そう、

なんて言ってすませられない重い歴史がありますが、

そういう視点は、テレビのバラエティー番組にはなじまないのでしょう。

結局は、視聴者が面白がるように構成されていました。

 

ということで、福生プロジェクトの進む方向についても

いろいろと考えさせられるカニ坂とアド街でした。